2014.10.08
特徴ある無垢フローリング
それぞれの顔と性格がある無垢フローリング
フローリングには合板と無垢があります。
一般的に合板(複合)フローリングは耐摩耗性、耐水性が高く、床暖房にも向いています。
また日頃のお手入れもしやすく、無垢フローリングよりも低価格ということもあり
床材として多く利用されています。
一方の無垢フローリングは、重厚感や高級感があり、ひのき、パインなどやわらかい素材なら、
素足でも気持ちよく歩け、四季を通じて気持ち良く過ごすことができますし、
何といっても体に優しいのが無垢フローリングの良さです。
素材によってはキズがつきやすく、反りやすいなどの弱点はありますので
良いフローリング材を選ぶことが大切です。
そこで無垢フローリングの中でも
水に強い、傷がつきにくい、体にやさしい
『竹フローリング』を紹介します。
このフローリングの特徴は
シックハウス症候群の原因となるホルムアルデヒドの放散がほとんど無く、
アンモニアなどの吸収効果(防菌・防カビ・脱臭)があるので人に優しく
ストレスを解消して開放感を感じる芳香物質とマイナスイオンが
心や身体に癒しや安らぎを与えるくれると云われています。
また、 木は生育するのに40~50年もかかりますが、
竹は成長が大変早くて5.6年で成竹になりますので自然に優しい。
そして、熱伝導が早く、保温力、耐熱性にも優れているので
床暖房採用時には省エネにもなりますし、夏はひんやりして肌さわりがいいんです。
強さとしては、昔から物差し、計算尺に使われているように、
収縮膨張も少なく水に強いので耐久性もあります。
このあたりでは、美濃加茂にある昭和村の中にある浴場で張ってありましたから
水回りにも向いている素材ともいえるのではないでしょうか。
11年前に開催された愛・地球博での日本館は
竹を使って建物をすっぽり覆って日本の伝統を醸し出して事は記憶に新しいです。
素材により、顔と性格が変わってくるのが無垢フローリングですが
案外知られていない『竹のフローリング』は
私の好きなフローリングの1つです。