2014.10.22
木製サッシ
寒くなったのでサッシのお話をします。
窓サッシといえばアルミ製が主ですが
最近は熱伝導率が低い樹脂サッシが増えてきています。
しかし良く考えてみると昭和30~40年代以前の日本では、
木製の窓枠が多く用いられていました。
風土に馴染んだ素材である木製のサッシは、
近年になって、その素材感や自然の風合いが見直されつつあります。
木材ならではの断熱性の高さはもとより、
気密性や水密性を向上させた商品もあり
製造や廃棄段階で有害物質を出すこともないので
エコであるという特徴もあります。
ガラス部分が複層(ペアガラス)であれば
素材感、断熱性能ともバッチリですよ。
今から12年ほど前、
お客様のご要望で木製サッシにリフォームした時には
目を見張るほどの質感がありました。
ただし、気をつけなければならないのは
レバーやハンドルなどの金物や気密性のチェック、
塗装などのメンテナンスが必要になってきます。
特に塗装面については定期的に再塗装しいと
塗装面が劣化すると木材の劣化にもつながってきますので要注意。
価格は高くなりますが
アルミや樹脂とは違った良さがあります。