2015.07.14
公共事業の役目
公共事業の役目
台風が西日本に接近しています
明日から明後日にかけてこのあたりは
暴風よりもかなりの降雨が予想されています
最近の災害の特徴は
短時間に大量の雨が降り
河川を一気に氾濫させたり
山の法面を崩壊させたり
するゲリラ型が毎年全国どこかで発生しています
治水対策で川の護岸工事をする場合
堤防には計画高水位といって
堤防が耐える事の出来る水位が決められています
よく気象情報で耳にする
警戒水位とか危険水位は
この計画嵩水位よりももっと下になります
しかし大量の降雨が続くと
短時間にこの水位を突破してしまうことがあり
もし、そのような事が起きると
川の水が堤防を越え
平地に溢れ出してきますし
必然的に堤防は決壊し、大変な事になるという事です
子供の頃に水害による被害を目の当たりにした経験と
うちの会社は護岸工事行う土木部門もあるので
私自身、大雨が降ると大変気になるところです
道路を整備して水捌けを良くする
水路を拡張して大量の水が流れるようにする
堤防を高くしたり、強化して頑丈にする
テレビや新聞ではあまり取り上げないのですが
コンクリート製の構造物を造ったことにより
被害を最小限に食い止める事ができた
という事例が現実にあります
地味な事ですが公共事業の役目はこんな所にあるんです
明日は台風に備え、現場養生です
予想に反して大した事がないよう祈っています