2016.07.23
思い出を残す
建て替えの為
長く長く思い出が詰まった
A様邸の解体工事が始まります
いざ壊す際になると
一抹の寂しさや思い出が沸き起こってくるものですから
出来る限り画像に残す事をお勧めしていますし
うちの担当者や私が施工データーとして
画像に残すようにしています
子供の頃に落書きした壁
背丈を計った柱傷
踏み外して脛をぶつけた階段など
どのお宅でも沢山の思い出が詰まっているものです
今から31年前
私が生まれ育った実家を解体した時
祖父がこまめに写真を撮ってくれたおかげで
懐かしい写真が残っていました
木枠の窓や木製のベランダ
外側が見えてしまう隙間の空いた塗り壁
ボールをぶつけて遊んだ玄関まわり
まだ若かったせいか
解体当時は何も感じなかったのですが
年齢を重ねたせいか?
画像を見てると旧家での思い出がより鮮明になってくるような気がします
柱や梁、そして屋根や壁
どれをとっても木造住宅の工法は進化して
より強固になり、クオリティも高い
建物の強さは
家造りに携わる人、先人先輩からの教え
といった経験値を指標とした時代から
部材持つ強度や設計図より
建物の構造計算をし、科学的根拠を基に
強い家造りをする時代に変化してきました
古い家の思い出や造りは心と画像に保存し
より安心安全であるマイホームにて
新しい思い出を作り上げられる事を願っています