2016.01.20
自然の風がほんわかと入り込んでくる省エネと光にこだわった和モダンの家 岐阜市
- 動機
- 築70年以上になるご自宅をそのまま残し別棟で新しい新居の計画から始まりました。
- 提案
- 電気関係の技術者であるご主人は「省エネルギーで極力ランニングコストを抑えたい」
奥様は「使いやすく、明るいキッチン」がご要望でした。
●シーリングファン
エネルギー効率を高めるため、シーリングファンで冷暖気を拡散させて、空気の循環をしています。
冷気は下降暖気は上昇する為、部屋中まんべんなく快適な空間を作ります。
●LDK
吹き抜けを利用して、自然の光をできるだけ多く取り込めるようにして、明るく暖かい空間になりました。
●玄関吹き抜け
吹き抜けの上に大型の天窓を設置し、北側玄関 イコール 暗い というイメージを変えました。
ここにも省エネルギーになるよう、工夫がしてあります。
●和室
大きさが半畳しかなく、畳縁のない「琉球畳」
純和室とは一味違い、一枚一枚絶妙な色合いの違いがあり部屋のアクセントになりました。
●2F廊下窓
外面に接していない廊下に明かりを取り込むため、LDKの上の吹き抜け部に窓を設置し、自然の光が差し込むようにしました。
LDKの上全てを吹き抜けとして天然の光ができるだけ多く入るようガラス部分を広げ、昼間は全く照明が要らぬほどの明るさを確保。
通気を良くするためにシーリングファンが稼働すれば各部屋ごとに設けた天窓を通じて、一年中、しなやかな光とさわやかな風が家中に行き渡ります。
使い易く、お手入れが楽なキッチンと明るい空間が料理を一段と楽しくさせてくれます。
「蔵」をイメージして、日本の民家らしい引き締まった外観からは想像もできない自然の光と風が調和した先進的な省エネルギー住宅です。